(1) 国家メモリー生産拠点

東湖新技術産業開発区に位置し、3D NANDフラッシュメモリチップ工場は、二期にわたり建設された。このプロジェクトの投資総額は300億米ドルで、2016年の年末に建設し始め、32層および64層のメモリチップ製品はすでに量産され、また、世界初の128層のQLC 3Dフラッシュメモリチップの開発も成功し、2023年には月に30万チップの生産量があるという見込みである。メモリ生産拠点プロジェクトが完成した後、設計、パッケージング、製造、応用といったチップ産業の発展を促し、オプティクスバレー地域で一定の生産規模を形成したディスプレイ産業とスマートターミナル産業を統合して、万億レベルのチップーディスプレイーインテリジェント端末産業チェーンエコシステムを構築することによって、オプティクスバレーは、中国、さらには世界で最も集中的な電子情報産業の拠点となる。

(2) 武漢国家航空宇宙産業基地

武漢国家航空宇宙産業基地は新州区に位置し、次世代宇宙打ち上げとアプリケーションを中核とし、ロケット打ち上げと宇宙打ち上げサービス、衛星プラットフォームとペイロード、宇宙ステーション情報アプリケーションサービス、航空・宇宙地上設備と製造といった主導産業を構築する。ロケット産業園（第一期）がすでに完成し、量産能力があり、衛星産業園の主要構造がすでに完成し、今年以内に量産できる。2025年、自律適応制御可能な情報技術、航空宇宙クラウド製造、航空宇宙新型材料といった基礎産業の発展を促し、宇宙ビッグデータやスマートシティシステムなどの産業拡張を推進し、主たる施設と従たる施設が整備され、完備した新型航空宇宙産業システムを構築し、千億レベルの生産額に達する航空宇宙産業の新しい都市を建設する。

(3) 国家ネットワーク安全人材・革新基地

国家ネット安全人材とイノベーション基地は武漢臨空港経済技術開発区（東西湖区）に位置し、武漢大学、華中科技大学と共同でサイバーセキュリティ人材育成を行い、ハイレベルサイバーセキュリティ人材育成の教育モデルを確立した。第一期は4平方キロの生産と教育が融合したコアエリアを建設し、学校教育エリア、社員教育エリア、研究機関エリア、産業開発エリア、共有サービスエリアといったエリアを設置し、BOEの10.5世代TFT-LCD生産ラインは、2021年の第1期に完全にフル稼働し、CICCデータバレービッグデータセンターのコンピュータールームが使用された。第２期に17.3平方キロを建設し、コア技術の研究開発と応用を中心とする革新型産業園の建設を計画している。第３期に18.7平方キロを拡張建設する。

(4) 国家新エネルギーとインテリジェントコネクテッドカー拠点

国家新エネルギーとインテリジェントコネクテッドカー拠点は武漢経済技術開発区に位置し、予定面積は約100平方キロで、完成後、中国最大で環境・道路多様の総合的モデル区になる。この拠点は知能化テスト実験室、自動運転テスト、評価システム及び高度なテスト管理システムを利用し、5Gテクノロジー、スマートカー、スマートトランスポーテーションを統合した新しいモデルの模索を促し、スマートカーチップ、車載インテリジェントオペレーティングシステム、「車両ネットワーク統合」技術、高精度マップ、アシスト運転、自動運転、自動通信、レザーといったソフトウェアおよびハードウェア製品の面で、完備した業界チェーンを形成し、L5レベルの自動運転技術の実現を支え、国内最大かつ最も完備した自動運転システムアプリケーションシステムを形成する。

(5) 大健康産業拠点

生物医学、医療機器、医薬品流通、生物農業、保健サービスの5大分野が協調して発展する「一城、一園、三区」という新しい構図を形成する。「一城」とはオプティクスバレー生物城であり、「一園」とはオプティクスバレー南の大健康産業拠点であり、「三区」とは漢陽大健康産業発展区、環同済—協和国家医療サービス区、武漢長江新城国際医学イノベーション区である。